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日本酒とワインの産地

日本酒について醸造アルコールの話を書いたところ、日本酒が嫌いなのか、と聞かれました。好き嫌いではなく、本当のところを知って飲んでもらいたいという気持ちからの情報提供でしたが、本当のことを書くと嫌いなのかと思われるほど日本酒の中身を知らずに飲んでいる人が多いようです。 当法人の理事は今、人気急上昇中の酒米の雄町米の産地の岡山の出身で、その地は理事長も第二の故郷と公言しているほど日本酒好きです。雄町


リバウンドの本当の意味

ダイエットを扱った番組を見たメディア関係者から、「糖質制限をして痩せるとリバウンドするというのは本当ですか」という質問がありました。この答えをする前に、リバウンドとは何を指すのかという話から始めますが、リバウンドはダイエットをした後に体重が増えて元に戻ったことを一般には指しています。しかし、実際にはダイエットによって筋肉が減り、糖(ブドウ糖)と脂肪(脂肪酸)を燃焼させる筋肉のミトコンドリアが減るこ


コンニャクは水溶性食物繊維か

テレビ番組で、ダイエットが特集的に取り上げられた後には、これまで返答したメディアからの問い合わせが続きます。今回あった放送の後には初めての問い合わせもありました。2時間の糖質抜きダイエットの特集だったので、ツッコミどころ満載のようで、4種類の内容について13人からの問い合わせでした。 その一つは、前にも返答したことがあるコンニャクについてです。コンニャクは水溶性食物繊維なので、お腹も膨らみ、ダイ


純米酒と原酒

日本酒は米と麹、水を原料として作られています。吟醸酒、大吟醸酒が人気のようですが、日本酒好きは純米酒を好むといいます。ただ吟醸酒、大吟醸酒と表示されたものは醸造アルコールが加えられています。これは増量、品質調整、アルコール度数調整に使われるもので、吟醸酒や本醸造酒は白米の重量の10%以下の添加量と上限が定められています。 醸造アルコールというと、かつては“三倍増醸酒”なるものがあり、よくないイメ


「運動は体によくない」の根拠

運動好きの医師は運動をすることは体によい、健康に役立つと言います。運動が苦手な医師は、体に悪いとは言わないまでも頑張ることはないと言います。これは酒好きの医師は患者の飲酒を禁止するのではなく控えるように言い、飲まない医師は禁止するのと同じ感じのことです。 運動好きの先生にインタビューしたテレビ局のディレクターから助けを求められました。どうして運動が体によいのかという質問をしたところ、「運動は健康


不妊治療で見える日本人と中国人の体質の違い

不妊治療は日本が世界のトップを走っています。お隣の中国から不妊治療の専門医の派遣の話が多く寄せられているようで、私たちのところにまで問い合わせが来ています。専門医にも健康情報メールを発信していることもあって、聞いてみたところ、中国の不妊治療は日本ほど効果が上がらないという話をしていました。 これについてはメディアとも話をしていたところですが、中国は一人っ子政策で4億人の人口削減が行われました。そ


白血球の活動を高めるコエンザイムQ10

免疫とヒトケミカルについて、もう少し詳しく、という要望が寄せられました。 全身には約60兆個の細胞があると言われていますが、これは若いときの話で、20代をピークに徐々に減っていきます。そして、38億個を下回ると生命維持ができなくなるといわれています。全身の細胞というと体を構成する細胞を指すと思われがちですが、血液中を流れる赤血球、白血球、リンパ球という血球も含まれての数となっています。 免疫を


ノルディックウォーキングとポールウォーキング

ノルディックウォーキングは、2本のウォーキングポールを用いて歩行するものを指していますが、ポールの使い方によってポールの先端のゴムパッドとグリップの形状が異なった二つのタイプに分かれています。 一つは発祥地フィンランドのノルディックウォーキングの流れを継いでいるもので、ポールを後方の地面に突いて押し出し、推進力を生み出して運動効果を高めるウォーキングです。ゴムパッドは45度ほどの角度がついた形と


白血球のエネルギー産生のためのヒトケミカル

全身の細胞にはミトコンドリアという小器官があり、ここでエネルギーが作り出されている、という説明がされています。ミトコンドリアは1個の細胞に100〜3000個あり、平均すると2000個といわれています。人体には約60兆個もあり、ミトコンドリアは細胞の10%を占めているので、体重が50kgの人なら5kgもの量になります。 ミトコンドリアではエネルギー源のブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸が酸素を用いてエネル


セロトニンと脳機能の関係

神経伝達物質のセロトニンは脳機能を正常に保つために必要となります。そのセロトニンは脳よりも腸の中で善玉菌の発酵によって多くが作られています。腸内環境が整えられて腸の機能がよくなると脳機能が高まることも確認されています。という事実を積み重ねて、腸の状態をよくする乳酸菌などを摂ると脳機能が高まる、認知症予防によい、ということが広まっています。 あるメディアから、インタビューをした医師から「腸の状態が