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トイレが近いと代謝がよいのか

“トイレが近い”というと、自分がいる場所とトイレが近い、時間がかからずトイレに行ける距離という意味ではなくて、頻尿のことを指しています。正しい言い方としては“尿が近い”“尿の回数が多い”ということになります。医療の世界でいう頻尿は1日の排泄回数が8回以上を指しています。 頻尿の原因としては過活動膀胱、残尿、多尿、尿路感染、尿路炎症、腫瘍、そして心因性があげられます。このように頻尿というと病気のイ


腸内で発生する水素は効果があるのか

水素水を扱ったテレビ番組では、「水素は細胞内では作られないものの腸内で発生している」という情報を伝えていました。細胞は酸素を取り込んで、二酸化炭素と排出しています。水素が発生することはなく、水素による抗酸化作用を期待するとしたら、水素をガスか溶け込んだ水から取るしかないことになります。その水素が腸内で発生しているということですが、水素を作り出しているのは腸内細菌です。 腸内に水素があるということ


水素水は健康によいのか

健康関係や美容関係の展示会に行くと、いくつもの水素水の商品を紹介するブースが出ています。一時期に比べると少なくなったものの、全身の健康効果、美容効果を訴え続けています。科学の世界では裏付けは取れてはいないことになっていますが、水素水ブームの初期段階で厚生労働省の局長を務めた長寿医学の専門家が旗振り役をしたこともあって、期待は高く、人気も続いています。 医学の世界では、どうなのかというと、朝のテレ


「ONをOFFで返す」の運動効果

今回のタイトルは“恩を仇で返す”のアレンジというか、捩り(もじり)の言葉で、「ONをOFFで返す」です。これは、もちろんのこと「恩を仇で返す」を捩ったものです。恩を仇で返すというのは、プラスのことをしているのに、それに対してマイナスのことで返されたという意味で、ある意味では「ONをOFFで返す」はぴったりとはまっています。 単なる冗談やギャグで使っているのではなくて、せっかくプラスになるONを与


100kcal単位のダイエット

NHKのバラエティー番組でメタボリックシンドドームが取り上げられ、体重を3%減らすだけで内臓脂肪が減らなくても生活習慣病のリスクが抑えられるということが紹介されていました。そのときに1日の目標として、1日に50gの食事量を減らすことが紹介されていました。50gを減らすだけなら、茶碗1杯(約150g)のうちの3分の1を減らすだけです。1日三食を3分の1ずつ減らすのではなくて、一食だけ3分の1の50g


肝臓の脂肪量が減ればメタボは解消できたのか

メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積が問題で、内臓脂肪が減ればメタボリックシンドロームが解消されるという単純明快な説明が多くされています。しかし、実際には内臓脂肪の量が減らなくても、ある数値が低下していれば、内臓脂肪の蓄積量を示す腹囲(ウエストサイズ)が大きくても、腹囲と連動して判定に使われる血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値が高くても、これはメタボリックシンドロームではないとい


予備軍と予備群の違い

このテーマは、以前に紹介しました。パソコンの変換ソフトを使って“よびぐん”と打ち込むと、私たちのパソコンでは「予備群」と変換されます。変換の順位はパソコンの中に予め入れられているものではなくて、よく変換しているものが上位に出てきます。私たちは生活習慣病についての原稿を打ち込むことが多いために「予備群」という言葉になります。 予備群というのは、ある行動をしている人の集団のことで、一定の病気が発症し


体重を3%減らすとメタボが解消されるのか

NHKのバラエティー番組で、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)をテーマに掲げていました。メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積に加えて、血圧、血糖値、脂質異常(高中性脂肪値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値)のうち2つが正常値を超えると判定されるものです。メタボリックシンドロームというと、ウエストサイズばかりが注目されて、男性で85cm以上、女性で90cm以上なら内臓脂肪が


免疫細胞の数は腸内細菌よりも多いのか

日本人の腸は長いことが知られています。平均的には8.5m(メートル)といわれています。その長さの腸の中に棲息する腸内細菌には、どれだけの数なのかは気になるところです。気にして、どうなるのかという人もいるのですが、メディアから問い合わせがあったときに「そんなことを気にして、どうなるのですか」というようなやり取りをしながら、資料を引いたら、すぐでデータが出てきました。2兆個あることを伝えたところで、“


「100〜120万円」は何と読むのか

テレビ番組のテロップに「100〜120万円」と表示されたときに、これを“100万円から120万円”とアナウンサーが読んでいました。そう読めないこともないのですが、それなら「100万〜120万円」と表示すべきです。「100〜120万円」は“100円から120万円”となるのが本来の読み方のはずです。“100万円から120万円”なら、その差は20%分です。しかし、“100円から120万円”だと1万200