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食べて悪いものはあるのだろうか
日本人ほど流行に流されやすい国民はいないと言われます。特に食べ物の流行は移り変わりが激しく、人気の食品や料理、デザートも次々に新しいものが登場しては人気が萎んでいます。これはダイエット法についても同じことが言えます。また、サプリメント・健康食品についても流行の変化は激しいのですが、なかなか新しい素材が出てこないので、食べ物ほどのヒット商品はなく、ここだけは変化は激しくはないようです。 人間は猿人
不足する栄養を補うのがサプリメント
動物の歯は、それぞれ形と数に特徴があります。歯の形と数は食べてきたものに影響されています。肉食の動物には肉を噛み切るための特徴的な牙があり、草食動物には食べ物をすり潰すための特徴的な臼歯があります。人間の歯は門歯(前歯)を使って野菜や果物を食べ、犬歯を使って肉や魚、臼歯を使って穀類や豆類を食べるようになっています。人間は多くの種類の食べ物を食べなければ生きていけないということですが、その始まりは原
チアシードも健康食品か
おしゃれな雰囲気と機能性があって、スーパーフードは人気が高くなっています。その一つがチアシードです。チアシードはアステカ族が古来より常用してきたミント種に属する植物種子で、ω(オメガ)3脂肪酸が23%と食品の中では極めて含有量が高く、血管保護、血流促進などの作用が認められています。このほか、食物繊維、たんぱく質、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、抗酸化成分が豊富に含まれていて、この多彩さが人気を
人気の脂肪分解サプリメントと運動の関係
運動をすると興奮ホルモンのアドレナリンが分泌され、アドレナリンの刺激によって脂肪細胞にあるアドレナリン受容体が反応します。その結果、脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪が分解されて脂肪酸となります。そして、この脂肪酸が血液中に放出されて、筋肉をはじめとした細胞の中でエネルギーとして燃焼されます。 しかし、この働きが起こりにくい遺伝子を持つ人は、日本人の場合には約30%と非常に多くなっています。こ
糖質の分解を阻害する成分の見分け方
健康食品は素材が違っても機能が同じものがあります。健康食品は複数の素材が組み合わされているものが多いのですが、同じ機能のものが複数使われているものがあります。いくつかの機能が組み合わされることで狙った働きが期待できるので、同じ機能のものを複数使うのはおかしいことになります。その例として、よく挙げられるのは糖質の分解を阻害して血糖値の上昇を抑える素材です。 グァバは東南アジアや熱帯アフリカ原産のフ
臭わないニンニクに効能はあるのか
ニンニクは中央アジア原産のユリ科ネギ属の香味野菜で、球状の茎部が食用となっています。サプリメント成分としてはガーリックとも呼ばれています。ニンニクには特有の臭いがありますが、これはネギ属に特有のアリインが酵素のアリナーゼによって臭気のもとのアリシンに変化しているからです。塊のニンニクは臭いが少ないのに、刻むと臭いが際立ってきます。塊の状態ではアリインとアリナーゼは別の細胞に含まれているので臭いはわ
イチョウ葉エキスとアスピリンの相互作用
サプリメント素材と医薬品の相互作用(飲み合わせ)で最も有名なものは、イチョウ葉エキスとアスリピンの組み合わせです。イチョウ葉エキスはドイツを初めとした各国で医薬品(認知症予防・改善など)として用いられていますが、血管の血小板を剥がすことで血管の中で大きな血栓が作られ、血栓によって血管が詰まって動脈硬化が発症するのを抑える作用があります。これによる血流の促進が認知症予防・改善につながると考えられてい
サプリメントと医薬品の相互作用の情報源
サプリメントは、素材同士の組み合わせによって有効性が高まることがあれば、逆に危険となる場合もあります。このようなことが起こるようになったのは、サプリメントの研究が大きく進んだことと関係しています。以前には、サプリメント素材を多めに摂っても医薬品と一緒に摂ったからといって「医薬品と医薬品」の組み合わせによる副作用のような組み合わせによる健康被害は起こりにくかったのですが、サプリメントの研究と加工法が
プレバイオティクスと腸内環境の関係
腸内細菌の善玉菌を増やすために使われるのは乳酸菌などで、乳酸菌は善玉菌と似たような発酵を進めることから、善玉菌が増えたのと同じようになります。その生きている菌を入れてあげることはプロバイオティクスと呼ばれています。 善玉菌と同じようになるといっても、外から腸内に送り届けた乳酸菌は腸内では1〜2日ほどしか生きてはくれません。しかし、乳酸菌が生きている間に生成された物質によって腸内の酸性度を高めるこ
世界で一番小さなサプリメントのカプセル
コエンザイムQ10の研究が進んでも、1%だった吸収率の改善がみられなかった時期は長かったのですが、コエンザイムQ10を届ける“カプセル”の開発で状況は大きく変わりました。そのカプセルは、ソフトカプセルかハードカプセルかということではありません。初期のコエンザイムQ10の製品ではハードカプセルに入ったものがあり、ハードカプセルが胃液で溶けなかったために、その中に入っていたコエンザイムQ10が吸収され