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カテキンはお茶で摂ればよいのか
サプリメントの成分であるカテキンは緑茶に含まれる抗酸化成分です。緑茶には豊富に含まれていて強い抗酸化作用があるので、お茶を飲んでいればサプリメントとして摂る必要はない、ということがよく言われます。カテキンにだけ注目すれば、それは正解かもしれません。しかし、緑茶は扱いを誤ると、活性酸素を消去する抗酸化作用が期待できるどころか、逆に体内の活性酸素を増やすことにもなりかねません。 抗酸化作用が強いもの
サプリメントは用法も用量も表示できない
サプリメント・健康食品は、どんな人に向いているのかを表示することができるのは特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品だけです。身体の、どの部分によいかということは表示できても、疾病名をあげて効能効果を表示することは許可されていません。効能効果は治療効果だけではなく、病気の予防も表示できません。これは、医薬品医療機器法に医薬品は人間と動物の診断、治療、予防に使用されることが目的とされるものは医薬
腸内環境のためのサプリメント
善玉菌の栄養源としてサプリメントにもなっているオリゴ糖は糖質の一種で、善玉菌の代表であるビフィズス菌が好んで取り込んでいます。ビフィズス菌は赤ちゃんの腸内では腸内細菌の90%ほどを占めていますが、成人になるとビフィズス菌の割合は10%ほどにも低下し、それ以降は減っていく一方となります。そこで、オリゴ糖を摂って、ビフィズス菌を増やそうとするわけです。 腸内環境を整えるために摂る乳酸菌のことをプロバ
食物繊維もサプリメントで摂るべきなのか
日本人の腸は欧米人よりも2mほども長くなっています。それは野菜をはじめとした消化に時間がかかる食物繊維が多い食品を食べるのに優位でしたが、今では、その利点が活かされていません。 食物繊維の摂取目標として「日本人の食事摂取基準」では1日に男性では20g、女性では18gがあげられています。それ対して実際の摂取量は男性が14.9g、女性が14.2g(平成27年国民健康・栄養調査)と目標量には達していま
コラーゲンは効かないわけじゃない
コラーゲンは体内で最も多いタンパク質で、細胞と細胞を結着させる働きがあることから、美肌や傷の修復などに効果が期待されています。しかし、コラーゲンが含まれた健康食品やドリンクを摂って効果がある人もいれば効果がない人もいて、それぞれの立場で理由が述べられています。 効果なし派の意見は、こうです。コラーゲンはアミノ酸で構成されていて、胃でアミノ酸に分解され、腸から吸収されたあとは血管を通って肝臓に運ば
サプリメント知識は更新情報が重要
以前には常識と語られていたことが、研究が進んだことで間違いとなることは少なくありません。これは広く知られていることですが、免疫を高めるキノコのアガリクスは、ブラジルから日本に初めて紹介されたときには乾燥したものを煮出して、その抽出液を飲むことがすすめられていました。その飲み方も、有効成分の多糖類は高温でないと出てこないのでグツグツと煮出すように言われました。しかし、高温だとビタミンとミネラルが壊れ
女性は男性より冷えやすい
体熱は細胞の中でエネルギー代謝によって作り出されていますが、全身の細胞の中でも筋肉の細胞が最もエネルギーを作り出しています。筋肉は基礎代謝のうち35~38%ものエネルギーを作り出しています。これは日本人の平均的なエネルギー消費量の割合で、筋肉が多い人ほどエネルギーが多く作られ、体温も高まることになります。筋肉量は男性のほうが多く、1日のエネルギー摂取量は平均すると男性は女性に比べて25%ほども多く
肉類の脂肪は血液中で固まりやすい
肉類を多く摂ると、脂肪の摂りすぎから、血管に負担がかかり、これが動脈硬化のリスクを高める結果となります。動脈硬化が進むと、血流が低下しやすくなりますが、日本人の血液の温度の低さが肉類を多く食べることのリスクを高めています。 日本人の血液の温度は37~38℃となっていますが、それに対して羊は約44℃、牛と豚は約40℃、鶏は約42℃の血液の温度となっています。羊や牛などの肉に含まれる飽和脂肪酸は高め
日本人が冷えやすい原因と対策
身体の不調として“冷え”を訴える人は少なくありません。冷える人は血液の温度も低いと思われていることもありますが、冷えやすい人も温まりやすい人も血液の温度は変わらず37~38℃となっています。血液の熱によって温められた体が皮膚からの放熱によって温度が徐々に下げられ、体温計で計ると皮膚表面温度は36~37℃となります。 血流がよく、次々と温かい血液が送られてくれば、温度は高めに保たれるようになり、血
身体が冷える人が摂るべき成分
日本人は身体が冷えやすい体質であり、その解消のためには運動をして血流をよくすることは大切ですが、それを補うことができる成分があります。サプリメントは補うものを指す言葉であるので、運動の効果を補うものも“サプリメント”と言うことができます。一般にはサプリメントは食事で不足するものを摂るということで、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを指しますが、血流をよくして体温を高めに維持することを目的に