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毛髪の科学7 毛髪の状態は生活習慣のバロメーター

毛髪の状態に影響することとしては、男性ホルモンの分泌や頭皮の血流などがよく言われることですが、毎日の生活習慣も大きな影響を与えるとして、食生活や運動、休養が取り上げられています。 毛髪のために特別なことをするのかというと、メディアやネットなどで紹介されているのは「こんなことでいいのか」という声があがりそうなことばかりです。大雑把にいうなら“バランスの取れた栄養”“適度な運動”“充分な休養”と


毛髪の科学6 ヘアケアのための運動は歩くこと

毛髪のケアのためには、髪の毛の根元にあたる毛母細胞に栄養素を送ることが大切になります。そのために頭皮の血流をよくしようとするわけですが、血流がよくなっても毛母細胞に必要な栄養素が不足していたのでは、思ったように育毛や抜け毛予防をすることができなくなります。 毛髪の栄養素というと、たんぱく質(アミノ酸)、ミネラルの亜鉛があげられます。もちろん、これらの栄養素も必要ではあるものの、基本中の基本と


毛髪の科学5 髪の毛の色の違いの理由

1本の毛髪に注目すると、毛髪は3層の構造になっています。外側はキューティクル(毛小皮)、中間部はコルテックス(皮質)、中心部はメデュラ(髄質)と呼ばれています。この構造は、巻き寿司の海苔、ご飯、具にたとえられます。 キューティクルは薄い外膜で、うろこ状のタンパク質で、5〜10枚が重なって毛髪の内側を守る保護膜の役割をしています。キューティクルは中のコルテックスが崩れないようにするもので、キュ


毛髪の科学4 頭皮ケアのための皮脂と角栓の対策

“スカルプケア”という言葉を聞くと、頭皮のためのシャンプーを思い浮かべる人が多いかと思います。シャンプーは毛髪と頭皮を洗浄するためのもので、毛髪と頭皮を清潔に保つために使われます。 スカルプケアのためのシャンプーは、もちろん毛髪の洗浄効果はあるものの、頭皮の洗浄に特徴を持たせています。スカルプ(scalp)は頭皮のことで、これをケアするのだから単に洗浄するだけではないことは普通に想像ができま


毛髪の科学3 紫外線で傷む頭皮を守るために

強い日差しを浴びると、太陽光に含まれている紫外線によって皮膚にシミ、シワなどが現れやすくなります。紫外線というのは、虹の七色の端の紫色の外側にある波長の短い電磁波のことで、紫外線を浴びると皮膚で活性酸素が多く発生します。 その活性酸素は頭皮にも影響を与えています。日差しが強い季節には日焼け止めを塗って紫外線対策をする人は多くても、頭皮にまで日焼け止めを塗る人は、あまりいないはずです。


毛髪の科学2 髪によい食品の効果

薄毛に気づくのは、鏡にうつった自分の姿よりもヘアブラシについた抜け毛の数や枕カバーについている数だったという人が少なくありません。毛髪の本数は個人差があり、7万本から14万本と開きはあるのですが、平均すると日本人の場合は約10万本だといわれています。 毛髪が抜けたあとに毛母細胞の分裂によって生えてきて、次に抜けるまでのヘアサイクルは4〜6年となっています。毛髪の成長は1日に0.3〜0.4mm


毛髪の科学1 薄毛のタイプ

男性の薄毛の原因としては、皮脂の過剰分泌、睡眠不足、ストレス、喫煙、飲酒、運動不足、栄養バランスの乱れ、体の冷えなどがあげられています。これらを抑えて男性の毛髪の変化に大きな影響を与えているのは、頭皮の血流と男性ホルモンです。 頭皮の部位には特徴があり、どの影響を大きく受けているのかによって、薄毛の状態が変わってきます。その変化の状態はO型、M型、C型、これらの3タイプが進んだU型に大きく分


11月17日の記念日

「れんこんの日」1994年の11月17日に茨城県土浦市で全国の蓮根産地による蓮根サミットが開催されたことから制定。 「肺がん撲滅デー」国際肺癌学会がアメリカで11月第3週がタバコ警告週間となっていることから制定。 毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)


日々修行79 タイミングダイエットとしての入浴とシャワー

スポーツ選手の体脂肪コントロールのタイミングダイエットに私の考えが受け入れられたきっかけについては前回(日々修行78)紹介しましたが、簡単なことではなくて、専門家の間に入って、自分の立ち位置を取っていくのは、なかなか大変なことでした。 スポーツ選手のための栄養管理は、一般にはスポーツ栄養学と呼ばれていて、これは大学の講座の一つにもなっています。スポーツ選手のためだけでなく、健康づくりや生活習


「昭和100年」11 区切りの年で振り返る

昭和30年(1955年)の平均寿命は男性が63.60歳、女性が67.75歳でした。その時代に生まれた人にとっては、60歳、65歳までを想定して人生設計をするというのが普通の感覚でした。 平均寿命は、その年に誕生した人が、現状の社会システム、経済状況などが継続したと想定して何年まで生きることができるのかという推定値です。最新の平均寿命(2024年)は男性が81.09歳、女性が87.14歳となっ