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発達栄養学221 野菜は7色を選ぶべきなのか
緑色の野菜のことを青野菜と呼びます。大根の話をすると、青首大根の土から出ている部分の緑色のところを青いと言います。緑色の汁なのに青汁と呼びます。なぜ、緑色を青いと言うのかということですが、日本では古代には色は4色で示していたからだと説明されています。赤は「明かし」が語源で、暖色系の明るい色を表現しています。黒は寒色系の色、白ははっきりとした色、青は淡い色で、日本人の感覚としては明るさで色を示してい
ポストコロナ「去ると木から落ちる」3
発達障害の学習障害の子どもは、発達障害児(すべての子どもの10%)は全国では約153万人(未就学:約58万人、小学生:約63万人、中学生:約32万人)となっています。そのうちの半分が学習障害とされているので、約76万人もが学習面で困難さを抱えていることになります。 その中で希望する高校進学、大学進学、就職を目指すには、学校や学習塾などで学力向上に取り組むことになりますが、学習障害があると、その改
脳の健康寿命27 ブドウ糖を減らしすぎない
ブドウ糖は脳細胞の唯一のエネルギー源となっていますが、ブドウ糖が動脈硬化の間接的な要因になることを知ると、糖質制限を考える人が増えるようになります。血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンにはブドウ糖を細胞に取り込ませる働きがあるからですが、それと同時に肝臓での脂肪酸合成を進める作用があり、さらに中性脂肪が脂肪細胞の中に取り込まれるのを促進させる作用もあります。 インスリ
サプリ概論118 軟骨成分で膝痛が早く解消する理由
膝の軟骨の成分であるグルコサミンと、軟骨の潤滑成分であるコンドロイチンは、膝痛を抱える高齢者の強い味方として期待されていますが、効果的な摂取タイミングである空腹時に摂って、その成分が軟骨に届きやすいように痛みを感じない程度に歩くということをしても、すぐに効果を感じるようなことはないというのが、成分の特徴です。 長い期間をかけて徐々にすり減ってきた軟骨が、短期間の摂取で元のとおりに回復するというの
学習支援20 学習障害の特性③算数障害1
算数問題を解くことに困難があることを指します。計算障害とも呼ばれ、数量のイメージができなかったり、数量のイメージと数字を一致させることがうまくいかないことがあります。そのために、加減乗除(+−×÷)の操作(計算)がうまくいかなくなります。 計算のほかに図形や空間の認知、数学的推論などでも困難をきたすことがあります。全体的な知能には大きな遅れはないものの、他の教科に比べて不自然に習得が遅れる状態が
ポストコロナ「去ると木から落ちる」2
日本メディカルダイエット支援機構は、東京から岡山に本部(主たる事務局)を移動させて4年半が過ぎました。東京人脈と経験を活かして、岡山での活動を本格的に始めようとしたときに、なんと新型コロナウイルス感染症の拡大のタイミングと重なりました。 岡山での活動は、東京で行ってきた医療、福祉、運動、情報発信など多岐に渡ることを目指していました。それらの活動で岡山モデルを作り上げて、それを全国発信させていくこ
発達障害支援の自助・共助・公助
自助・共助・公助は、もともとは災害時に地方公共団体に頼りっきりになるのではなくて、まずは自分の身を守り、次に地域の協力で助け合う共助を実施して、最後に自治体や警察・消防・自衛隊の救助活動などの公共支援の公助と順番に求めていくことを指しています。 この認識が大きく変わったのは、第99代総理大臣が政策理念として自助・共助・公助を掲げたことからでした。 この自助・共助・公助を発達障害児の現状に当ては
健康ウォーキング68 糖分補給のタイミング
マラソンの途中で補給している水分には、糖分や電解質などが入っています。簡単にいうとポカリスエットのようなもので、この糖分のブドウ糖は、すぐにエネルギー化させる効率のよいエネルギー源です。電解質のほうは体液と同じ状態にするために加えられているもので、浸透圧が高いことから胃からも吸収されて、素早く体内を巡る水分となっています。 糖分を摂れば元気になるからといって、走る前に糖分の多いドリンクを飲んだら
発達栄養学220 体育、保健体育での食に関する指導・中学校6
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 (エ)他教科などとの関連 技術・家庭科(家庭分野)の「食生活」において、食品の栄養的特質や中学生の1日に必要な食品の種類と概量について学習したことと関連づけ、生活行動・生活習慣と健康を学習し、規則正しい食生活について考えさせるな
ポストコロナ「去ると木から落ちる」1
コロナ後を踏まえて、これまで続けてきた得意とするところを進めていくのか、それとも苦手であっても新たなところに移っていくべきなのか、その判断を迫られ、実行した人は数多くいます。得意分野での活動を目指す人には、「猿も木から落ちる」というのは酷な諺(ことわざ)です。木登りが得意な猿でも木から落ちることがあるということで、達人でも失敗をするのだから、凡人なら失敗しても仕方がないという意味で使われています。