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記念日12月28日〜1月3日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 12月28日 1888年12月28日に身体検査を実施する訓令を文部省が発したことから「身体検査の日」と制定。毎月28日は「ニワトリの日」(日本養鶏協会)。 12月29日 紀文食品が正月行事本来の意味を知って福を招いてもらうことを目的に、お正月前の12月、29で福(ふく)の語呂合わせで「福の日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Pik


学習障害児を“寺子屋”で支援

発達障害児は、すべての子どもの10%ほど存在するとされています。文部科学省による過去の調査では、担任が発達障害の可能性があるとしている子どもの割合は6.5%ですが、これに特別支援学級に通う子ども、認識されていない発達障害児を加えると少なくとも10%はいるとみられています。この10%という割合は、全国各地の発達障害支援センターや発達障害児支援施設などが把握している数字と一致しています。 発達障害は


ポストコロナ「膳は急げ」1

コロナ禍は、さまざまな禍(わざわい)を国民に与えましたが、子どもも大きな影響を受けました。文部科学省の調査では、新型コロナウイルス感染症が蔓延している期間に、身体的には太った子どもが増えた一方で、逆にやせた子どもも増えました。太った理由は運動不足と食べ過ぎで、やせた理由は学校給食の機会が減ったことによる影響です。以前から、家庭内での食事の栄養バランスは問題とされてきていて、家庭で不足している分を学


発達障害児の差別解消の合理的配慮

発達障害児の社会的な支援が重要であることは、これまで障害者支援法に掲げられている社会的障壁を取り除くことをあげて紹介してきました。それと並んで、発達障害児の支援に取り組む根拠としている、2016年に施行された障害者差別解消法(正式名称「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」)の内容を紹介します。 障害者差別解消法では、障害がある人の人権が障害のない人と同じように保障されるとともに、教育な


脳の健康寿命28 高血糖で脳細胞のブドウ糖が不足

脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が不足するようなことは避けなければなりませんが、ではブドウ糖が血液中に多い高血糖状態を保てば脳細胞にブドウ糖が多く取り込まれるのかというと、そう簡単なことではありません。血糖値が高すぎる期間が長く続くと糖尿病になる恐れがあり、糖尿病になると全身の細胞へのブドウ糖の取り込みが不足し、中でも脳細胞がブドウ糖不足に陥りかねません。 糖尿病は遺伝的に糖尿病の因子を持っ


サプリ概論119 免疫向上の有効成分は細胞膜を破壊して抽出

健康食品の中でも免疫を高めるものとして使われる素材はキノコです。キノコにはβ–グルカンが含まれています。β–グルカンは糖類(ブドウ糖)が多く集まった多糖類で、主に含まれているのは細胞壁です。キノコは軟らかいものなので、普通に噛むことで細胞膜は破壊されて、簡単に成分が散り出されるように思われがちです、しかし、キノコを刻んで細かくしても、抽出されるのは中身の成分であって、肝心のβ–グルカンは細胞膜の中


学習支援21 学習障害の特性③算数障害2

算数障害の例について簡単に解説をします。 *数の概念が身につかず、数系列の規則性などの習得が難しい 数を数えることが苦手で、両手の指の数までは理解できても、それを超えると難しいという子どもがいます。10以上の足し算はできても、引き算がうまくいかないこともあります。数字が並ぶ数列には規則性があり、そのことは算数の初めに教えられます。授業に慣れる前に規則性が教えられたために、そこから先の理解に影響


ポストコロナ「去ると木から落ちる」4

学習面での困難さを抱えながら一生懸命に学んでいる、もしくは学ぼうとしている学習障害がある子どもたちが安心して学びの場に通えるようにするためには、社会的な支援が必要です。それは、もっと発達障害児支援施設を増やしてほしい、もっと放課後等デイサービスでの学習支援を増やしてほしい、もっと学習塾で学習障害児を受け入れてほしいということだけでなく、発達障害や学習障害を地域の方々が理解する機会を増やすことも願っ


児童発達サポーターの共助と公助

発達障害者の理解を進める活動は、発達障害者支援法に地方公共団体の責務が掲げられていることもあって、発達障害を知るための講習などが開催されている自治体もあります。しかし、発達障害児(18歳未満)を理解して、地域で支援をしていくための講習となると、まだまだ少数派でしかありません。 少子化が大きく進んでいるうえに、超高齢化も急速に進んでいて、その超高齢社会の担い手として期待されるのが今の子どもであるこ


健康ウォーキング69 高齢者は早歩きだけで筋肉が増やせる

高齢者は運動をしても筋肉がつきにくいと言われてきました。しかし、ウォーキングに関して、さまざまな研究が進められる中で、歩くだけでも高齢者に限っては筋肉が増えやすいことが明らかになってきました。歩くだけといっても、筋肉の中に酸素を多く取り込むことができる速歩でないと効果が得にくいのですが、若い人の場合には、速歩をしても筋肉が増えるようなことはあまり期待ができません。歩くだけで筋肉が増えるのは、高齢者