最新情報

発達栄養学111 エネルギー代謝に必要な水溶性ビタミン

エネルギー源である糖質、脂質、たんぱく質は、細胞の中でアセチルCoAに変換されてからミトコンドリアでエネルギー産生が行われています。 糖質がブドウ糖に分解されるときにはビタミンは関与していませんが、ブドウ糖がアセチルCoAに変換されるときにはビタミンB₁、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸が必要となります。脂質が脂肪酸に分解されるときにはビオチンが働き、逆に脂肪酸が脂質に合成されるときにはナイア


健康寿命延伸のための提言38 提言のエビデンス4体格3

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第3回)を紹介します。 「日本人の食事摂取基準」(2020年版)で目標


記念日5月18日〜24日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 5月18日 久光製薬が、こ(5)りイヤ(18)の語呂合わせで「こりを癒そうサロンパスの日」と制定。セコムが1を棒に見立てて防、8を犯とする語呂合わせで「防犯の日」と制定。 5月19日 IBDネットワークとアッヴィがIBD(炎症性腸疾患:潰瘍性大腸炎とクローン病)の理解のためのイベントを開催した日を「IBDを理解する日」と制定。毎月19日は「クレープの


参加者のためにルールを変える英断のある生涯スポーツ

生涯スポーツと呼ばれる一生涯続けることが可能なスポーツは、メジャーなスポーツのアレンジから始まったものが数多くあります。バレーボールから始まったソフトバレーボール、テニスから始まったバウンドテニス、ゴルフから始まったグラウンド・ゴルフなどがよくあげられますが、参加者の特性を考えてアレンジを加え、できるだけ多くの人たちが楽しみながら健康づくりに活かせるようにして発展してきました。 前出の生涯スポー


学習障害110 思いもしない食品に含まれている食品添加物2卵黄

前回は食塩を例にあげて、表示されていないのに実は含まれている食品添加物について紹介しました。食品添加物を多く摂ると、これを分解、解毒するために余分なエネルギーが必要となり、身体と脳に使われるべきエネルギーが低下することにもなります。このことが直接、学習に影響を与えるわけではないにしても、できることなら体内で作り出されたエネルギーは成長のため、学習のために多く振り分けたいものです。 食塩は加工食品


旧来のコンテンツと最新情報のマッチング

日本メディカルダイエット支援機構としてのコンテンツは、ホームページに掲載されている最新情報の2460本(2021年5月17日現在)のコラム(各800字程度)、メディカルダイエットのコラム300本、体質改善の81本、健康用語事典、サプリメント事典などですが、その多くは支援機構の理事長が資料提供しています。他に月刊医療・健康情報誌に13年間掲載してきた二次使用権がある1800ページ、ゴーストライターと


発達栄養学110 エネルギー代謝に必要なビタミンB群

脳を含めた全身を働かせるためには細胞の中のミトコンドリアで作られるエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が必要です。ATPを作り出すためには4種類のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)が必要で、一つでも不足するとエネルギー産生が大きく低下することになります。 特にエネルギーが必要なのは脳で、全身の重量の2%ほどしかないのに、エネルギー源消費量は20%ほど


健康寿命延伸のための提言37 提言のエビデンス4体格2

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第2回)を紹介します。 体格指数のBMIと何らかのがんを罹患するリスク


専門馬鹿にならないために蓄積を活用したい

表現はよくないのですが、“専門馬鹿”という言葉があります。限られた分野のことには精通しているものの、それ以外の知識や社会的常識が欠けていることを指しています。私たちが追求している健康の世界は、例えば医師の言うことが最も正しいように判断されがちですが、専門分野以外では、案外と誤ったことを伝えているのはメディアに登場する先生方を見ていても感じさせられることです。 以前に医学系大学で栄養学が学べるのは


学習障害109 思いもしない食品に含まれている食品添加物1食塩

発育途中の子どもは、内臓の成長も途中であることから解毒能力が低くなっています。そのために有害物質とされる農薬や食品添加物なども、できるだけ減らすことが求められます。まったく農薬が使われていない食品を選び、調味料も無添加のものを使うようにしている保護者も多いかと思います。家庭で注意をしても、外で食べる食品で残留農薬と食品添加物を摂らないようにしようとしても、調理済みの外食には農薬に関する表示も食品添